駄文/アラド戦記

駄文/アラド戦記 · 12日 10月 2010
その日、ジェノは肌寒さで目を覚ました。身体を起こし両腕で肩を抱いてみると、手のひらの熱さがじんわり肩に染み込む。サイドボードの上にある水差しからグラスに水を注ぎ、寝起きの身体に潤いを与えると、煙草を咥えた。火を灯し大きく胸に吸い込むと、漸く意識がハッキリしてくる。ジェノは煙草を咥えたまま、部屋に1つしかない窓を持ち上げ開けた。...
駄文/アラド戦記 · 02日 10月 2010
◆退魔兄弟とウィルとジェノ◆ そんなに寄り道をしたつもりは無かったが、日はすっかり落ちていた。念の為にランプも持ってはいたが、空には月が煌々と輝きジェノの足元に濃く影を映している。 後ろを振り返れば、白く光るように聳える天城の塔。月明かりに照らされ上空高く雲の中へと消える塔は、まるで天界へと続く導のようだ。 「天界、か……」...
駄文/アラド戦記 · 22日 9月 2010
◆ジンとフリック◆ ジェノと別れテーブルに戻ってきたジンはとりあえず連中の騒ぎを治め、食事を再開した。が、箸は思うように進まない。 『満月の夜にロゼを飲むと恋が叶う』 フリックの言葉が脳裏に響く。 「恋、か……」 ポツリと零れた音は店の喧騒に飲まれて消えた。...
駄文/アラド戦記 · 21日 9月 2010
◆ジェノ+フリックと鬼っ子4人◆ 夕刻―― ジェノは珍しく一人で街へ出ていた。...
駄文/アラド戦記 · 01日 7月 2010
これはアラド戦記の世界設定を利用した作品で、キャラクターは『うちの子設定』となっております。 海月の中でのイメージですので、自分の中のイメージを壊されたくない方、海月の妄想にいちゃもん付けたい方は、速やかに回れ右でお願いします。
駄文/アラド戦記 · 29日 12月 2009
   光に 満ち溢れていた    目の前には家族の笑顔 そして友人    それら全ては    永遠にあるものと信じていた -Asura-  ここは街から程遠い森の中に点在する、小さな村の一つだ。近年は凶暴化したモンスターが急増し、近隣でも襲われて壊滅する村が後を絶たない。しかしその危険の渦中で、この村には活気があった。...
駄文/アラド戦記 · 29日 12月 2009
   ただ 強くなりたかった    ただ 力が欲しかった    大切な人を守れるだけの 力が―― -Berserker-  村がモンスターに襲われた。襲われたのは名も無い小さな村だ。家屋は燃え、闇の中を逃げ惑う人々は、次々と鋭い爪の餌食となった。...
駄文/アラド戦記 · 29日 12月 2009
   ひたすらに幸せで 輝いていたあの頃    あの時に戻れたら……と    一体何度 希(ねが)った事だろう -WeaponMaster-...
駄文/アラド戦記 · 29日 12月 2009
   鬼を見た    暗闇の中で 目を光らせ    雄叫びを上げる    恐ろしい鬼を…… -SoulBringer-...
駄文/アラド戦記 · 28日 12月 2009
当時お買い上げ下さいました方、本当にありがとうございました! ◆ 注 意 ◆ 注意書きは【設定】最初にお読みください【キャラ】をお読みください。