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02/善滝連載SSまとめ


「では、ワタシは自分のすべきことを、することにしましょうか」

善行は優しく微笑ながら言った。

 

ここ最近で、滝川は善行とだいぶ仲良くなっていた。

最初はただの嫌な奴かと思っていた。自分の苦手な、礼儀や軍則をキチッと守る『ただのお堅いヤツ』、かと思っていたのだが。それが間違っていたと知ったのは最近。善行と話すようになってからだった。

話してみれば、善行は普通の気のイイ兄さん、と云った風で。好きな人を問えば照れた仕種を見せたり、趣味の話を聞けば嬉しそうに話したりと、表情もそこそこ豊かだった。

そんな善行と話をするのが、滝川自身結構楽しくて、こんな話を振るとどんな反応をするんだろうと、様々なネタを探しては善行に話し掛ける、ということが多くなった。

そんな風に毎日毎日話をしていれば、友情が深まって行くのも至極当然の流れで、気付けば滝川は善行のことを『運命の友』とまで思っていた。

 

そんなある日。

最近、少し妙な独り言を漏らす様になった善行が、滝川に向かってはっきり言った言葉。

――では、ワタシは自分のすべきことを、することにしましょうか――

その時は、この言葉にどんな意味があったのかサッパリ解らなかった。

そして、後に、この時にこの言葉の意味を理解出来なかった自分を殴りたくなる滝川だった。

この言葉を最後に、善行は帰還したのだ。

小隊のメンバーに別れを告げることもなく。

運命の友と迄思っていた善行が、滝川の前から姿を消したのだった。

善行の居なくなった『司令』という持ち場に、気付くと速水がついていた。

その働き振りは見事なもので、あのぽややんとした面持ちからは想像出来ないくらいの名司令振りだった。

……いや、鬼司令振りと言った方が正しいのかも知れない。

2日に1回、多い時は3日に2回はかかる出撃命令。それも、1・2を争う激戦区へ、毎回毎回駆り出されるのである。

正直、整備が追い付かない状態だった。

出撃していない時も或意味戦場。一日一日の整備をキチンと確実にやっていかないと、次の出撃に士魂号を完全な状態で送り出す事が出来ない。

次の日の朝方に帰宅することが、最近では皆、当り前になってしまっていた。

体力も神経も磨り減らされそうな毎日。

滝川はそんな毎日に少しばかり救われていた。

嫌なことを思い出さなくて済むから。自分を置いて行った人を、少しの間だけでも忘れる事が出来るから。

 

あの日から滝川の表情は、少なくなった。

笑ったり、喜んだり、照れたり。

確かにそう言う表情をするのだが、何かが足りない。

今迄とは何かが違うのだった。

「滝川、どうかした?」

放課後の教室。焦点の合わない視線で自分の方を見ている滝川に気付き、速水が声を掛けた。

滝川は驚いたように速水を見た。少しバツが悪そうに視線を漂わせ、そして俯く。

「――何でもない」

「そう……。あ、ねぇ。今度の日曜日ヒマ? 良かったら遊びに行かない?」

速水の誘いに驚き、顔を上げた。何を言ってるんだと言いたげな滝川に、速水は少し哀しそうに笑う。

「最近、元気ないみたいだから。僕で良ければ話し相手になるし、うさ晴らしに騒ぐのも付き合うし、どうかなって、思って」

確かに、日曜日の予定は特に無かった。

だから、只管訓練をしようかと思っていた。

どうせ一人で居ても碌なことにならないし。あの人を思い出して、辛くなるだけ。

だったら、誰かと一緒に騒いでいた方が忘れる事が出来る。

そう思った滝川は速水の申し出を受け入れた。

 

日曜日は良い天気で、ゲームセンター、映画、公園とハシゴして、最終的に2人は速水の家に転がり込むこととなった。

速水はいそいそと紅茶をいれ、御手製のクッキーと共に滝川に出した。美味しそうにクッキーを食べる滝川を見ている速水。紅茶を口にしながら、滝川を見ていた速水の脳裏に滝川に対する一つの質問が浮かんだ。

本来なら口にすることではないのだろうけれど。

「ねぇ、こんな野暮なこと聞くのも何だけどさ」

口元からカップを離しながら、速水が呟く。滝川はクッキーを咥えたまま、話を促す様に軽く首を傾げた。

「――善行さんと何かあったの?」

速水の質問に滝川は俯いた。そんな質問をされるとは思ってもみなかった。滝川の顔色が一気に悪くなる。咥えていたクッキーをもそもそと口に押し込み、ゆっくりと飲み込む。先刻迄美味しく食べていたクッキーと違って、そのクッキーは味がしなかった。

「ねぇ、滝川?」

酷く喉が乾いた。滝川は掠れるようなオトで声を絞り出し答える。

「何も、ない。何も……言わない、から……あの人」

滝川はカップの中の紅茶を飲み干し、再び俯いた。

紅茶が喉に染みた。滝川はうわ言のように言葉を溢し繰り返すが、声にはなっていなかった。

上手く『声』にならない自分の『オト』に、滝川は悔しくなり、キツく眼を瞑り、唇を噛んだ。

口の中に鉄の味が広がった。

速水は思った。

だからだ。

俯いていた滝川の手元に、数滴の雫が落ちる。

だから、善行は黙って行ったのだ。

こんな彼の姿を目の当たりにして、置いて何て行けるはずがない。

身体や性格とはまた別の意味で幼い心。

素直過ぎて、傷付きやすい心。

滝川は声を殺して泣いていた。

声を噛み殺している滝川の唇に色は無かった。

速水の胸の奥がチリリと僅かに痛む。

速水は軽く眼を瞑り、一つ息を吐いた。

「僕が居なくなっても――キミは泣いてくれるかい?」

速水の呟きに滝川が顔を上げた。

「なっ、なに、言ってンだよ」

滝川は鼻を啜り、掌で擦るように涙を拭う。少し間を置き、深呼吸すると速水に向き直った。溜息と共に視線を落とし、呟く。

「哀しいに決まってンだろ……」

僅かに眉根を絞り、滝川は辛そうな表情を見せた。

「そんな顔して、そんなこと言われたら、何処にも行けなくなっちゃうなぁ」

速水は優しく微笑む。そして、滝川の眼を見た。

「だから、何も言わずに行ったんだよ。キミのその、哀しい表情を見たくないから。キミに行くなと言われたら、自分の中の決心が揺らいでしまうから」

「ンだよ、それ」

困惑の色を浮かべる滝川の眼を見詰めながら、速水は変わらず微笑んだ。

「そのまんまの意味だよ」

速水はそれだけ言うと、ティーポットを手にした。

「新しく煎れてくるね」

その様子は、何時もの速水と全く変わらなかった。

 

次の日の早朝。

司令室に一本の通信が入った。

善行からの通信だった。

『お久し振りです、速水君。――否、速水司令』

そう言って、善行は微笑む。いなくなって、ほんの1ヶ月程だというのに、酷く懐かしかった。

『司令の仕事はどうですか?』

懐かしい感じと共に、フツフツと怒りも込み上げてくる。何故この人はこんなに飄々として居られるのだろう。

速水に善行の言葉は届いていなかった。

この人の所為で滝川は、この人が、この人が滝川の心に住んでいるから。

きっと滝川は今日もまた、無理矢理作った笑顔で現われ、戦闘時は敵陣に突っ込むという無茶な戦い方をするのだろう。

この人が原因で、滝川が、変わってしまった――。

そう思ったとたん、速水は怒鳴っていた。

「どう責任取るつもりなんですか!!」

主語のない訴え。

だが、善行には伝わっていたようだった。善行は、自嘲とも取れる僅かな笑みを浮かべ、速水を見る。

『貴方がついて居てくれると思ってましたから、彼の傍に……』

速水は驚き、顔を上げた。善行の表情は、変わらない。眼鏡の所為もあるかも知れない。とにかく、表情が読めなかった。

『彼を傷付けてしまったことは、謝罪します。軽率でした。でも、貴方が付いて居てくれると思ってましたから、正直、あまり心配ではありませんでした。貴方が、彼を危険な状態に置いておくはずがないと、信じてますから』

「――ッ!!」

悔しかった。自分はこの人の掌の上で躍らされていたのかと思うと、凄く悔しくて。その程度の想いの人物が、滝川の心を大きく占めているのだと思うと、もの凄く腹が立った。速水はキツく唇を噛み締め、善行を睨んだ。

善行の顔を見て、先刻迄破裂しそうだった怒りの風船は、腹の底へと沈んだ。沈んで、マグマのように腹の底で燻り始める。次に怒りが頂点に達した時は、噴火の時。きっと先刻迄の風船の破裂とは、比べ物にならない怒りをぶちまけることになるだろう。

速水は低い声で、善行に問う。

「僕に任せてなんかおくと、滝川の記憶の中から、貴方を消してしまうかも知れませんよ? それでも良いんですか?」

『貴方が、その判断を最良だと踏んだならば、そうしてもらって構いません』

何かが弾けそうになった。

出来るなら、とっくにやっている。滝川の記憶から善行一人を消す事で元の滝川に戻るなら――きっととっくに実行している。

それが出来ないのは、今の滝川から『善行を消しても元の滝川には戻らない』から。今迄通りの笑顔では、決して笑ってくれないだろう。それくらい、滝川にとって善行の存在は大きかったのだ。

なのに。

本当にこの人は何を考えているんだろう。滝川をどう思っているのだろう。

突然現われて、自分の大切な『モノ』を横から掻っ攫い、そして、いいように弄り回し、居なくなり壊したこの男を、速水は許せなかった。

「この責任、取ってもらいますよ」

速水はそう言って、善行を再度睨んだ。そして次の瞬間、速水はテレポートプログラムを使用して善行の前から姿を消した。

善行は自分の周りを見回す。

まさかそんなはずはないとは思いながらも、速水が此方迄テレポートして来るのではないかと過ぎったからだ。しかし、周りには誰も居らず、朝の静けさが漂う。

善行は小さく溜息を吐いた。

 

司令室に速水が戻って来た。

戻って来た速水を見て、善行は驚きを隠せなかった。速水はちらりとモニターに眼をやる。一瞬目配せした程度だったが、明らかにその視線は冷たく刺すような視線だった。速水がかなり立腹状態なのが伺える。しかし、彼の取っている行動は、その腹が立っている状態とは裏腹で、善行は酷く戸惑った。

「僕は外に居ますから、ちゃんと話して下さいね」

そう言って、速水は指令室を出て行ってしまった。

「え!? あぁ?? な、何なんだよ、速水? 話って」

善行の他に残された人物が困惑したように叫ぶ。出て行った速水に困り果て、所在無く視線を漂わせるのは、わけも分からないまま速水に連れて来られた滝川だった。

善行は声を掛けなければと、思いながら、どうしても躊躇ってしまう。

合わせる顔が無いのと、決心が揺らいでしまいそうなのと、それでも顔が見たいのと、心境は凄く複雑で。

滝川は暫くドアを見詰めていた。だが、本当に速水が戻って来そうもないので、司令室を後にしようとと1歩踏み出す。その動きを見て、善行は咄嗟に口を開いてしまった。

『滝川、君』

滝川の身体が大きく揺れた。眼を見開き、聞こえた声を頭の中で反芻させる。聞き覚えのある優しくて懐かしい、それでいて、凄く哀しくなる声。

滝川はゆっくりと声の主を振り返った。

「……ぁ……」

『お久し振りです』

滝川は驚いた表情でモニターを見詰めた。唇が震えるように動き、何かを言おうとしているが、言葉にはなっていなかった。唇の隙間から呻く様な声が漏れる。

「ぅ……あ、しれー……?」

やっと『オト』になった滝川の言葉に、善行は苦笑した。

『僕はもう――』

善行の言葉が詰る。頭で理解していても、その言葉を口にすることは躊躇われた。滝川を気遣って、とかではなく、自分自身にその事実を付き付けたくなかった。

それでも。その言葉を口にすることで、善行は何かを断ち切ろうと思った。

一つ息を吐き、言葉を続ける。

『小隊の司令ではありません』

室内に静かに響く善行の声。その言葉に弾かれたように滝川が反応を返した。

ゆっくりと頭を振り、困ったように善行を見詰める。

「ッ、……ちが、わ……ない、違わない……」

滝川の呟きは徐々にハッキリしたものになる。

「違わない! 俺の、俺の中での司令は……、司令、は……」

言葉が切れる。キュッと唇を噛んだかと思うと俯き、次の瞬間、滝川はボロボロと涙を落としていた。口元は、泣くまいと云う意識の現われか、キツく閉じられた侭で。何度か眼を瞬かせて、涙を止めようと試みるが、その程度のことで涙が止まる事はなかった。

『黙って行った僕を、貴方を裏切った僕を……、それでもまだ、司令と呼ぶのですか?』

善行は視線を落とし、溜息混じりに呟いた。まともにモニターを見る事など、出来なかった。オトと声だけで、これだけ掻き立てられると云うのに。泣いている姿など目の当たりにしたら、自分の立場を忘れてしまいそうだった。

滝川は数回深呼吸するとゆっくり口を開く。涙はまだ、止まってはいなかった。

「黙って、行っちゃったのは、やっぱ辛かった、けど――裏切られた、とは、思ってません、から」

嗚咽に途切れる言葉。それでも滝川は、一言一句丁寧に口にした。

「俺のコト、嫌いに、なったワケじゃ、ないっすよね?」

滝川の質問に思わず顔を上げた。滝川の頬はまだ涙に濡れていたけれど、表情はだいぶ落ち付いていて、善行は少しホッとした。

『嫌いになんて、なれませんよ』

「じゃ、やっぱり、裏切られてないッスから。司令は、司令です」

滝川はそう言って笑った。

笑顔が痛々しかった。

その笑顔を何時もの笑顔に戻す術が見つからず、善行は表情を曇らせた。

ふと、滝川の制服に着けられた階級章が眼に入った。

千翼長。

最後に見た時の、1ヶ月程前の階級は、確か十翼長だったはず。

善行は驚きを隠せなかった。

そこ迄昇進する為に、どれだけのことをしたのだろう。

授業をサボって整備をしたのだろうか。撃墜数を増やす為に必至に訓練したのだろうか。そして、敵陣に突っ込んで戦ったりしたのではないだろうか。

一瞬の間に色々と考えが過ぎていった。

「あ、コレ……」

善行の視線に気付き、滝川は階級章に眼をやる。そして、善行を見て俯いた。

「俺、頭悪いから、司令にはなれないけど、でも、少しでもアンタの立場に近付いて、みたくて……だから」

『無茶、しませんでしたか?』

善行から発せられた『オト』に驚き、滝川は顔を上げた。無茶してるのは自分でも解ってた。これに関して、善行に何か小言を言われる覚悟も出来ていた。しかし、善行の『オト』は優しくて。本当は少し嘘を交えて、心配させないように答えようと思っていたのに。

「ちょっと……だけ、無茶、しました」

滝川は照れた様子で素直に答えていた。

滝川の答えに、善行は少し苦笑してみせた。

『授業をサボったんですか?』

「ぇっと、その、少し、だけ……」

滝川の視線が泳ぐ。少しとは言っているが、実際は殆ど授業に出ていないのだろう。その証拠に、視線を合わせようともしない。きっと嘘を吐いているから。

善行は優しく微笑んだ。

『訓練や整備は大丈夫ですか?』

「! それはもう、バッチリです!!」

話が逸れたコトもあり、滝川は満面の笑みで答えた。

『現在の累積敵撃破数は、どのくらいですか?』

「あと少しで100体に届きます!! この間、黄金剣突撃勲章貰いました!!」

『――そうですか』

滝川の言葉に、善行の顔色が一気に悪くなった。善行は少し視線を落とし、嘆息をもらした。

黄金剣突撃勲章を貰ったと言うことは、少なくとも幻獣の累積撃破数が75あると言うこと。最後の記憶の中の滝川の撃破数は片手にも満たなかったはずだ。

アサルトやバズーカだけで、そこ迄撃破出来る筈が無い。

体術や剣術を使い、接近戦をしている可能性がある。

つまりは、その分だけ死に近い場所で戦うことになる。

仕方の無いことなのは解っている。何時か、そうなることも承知していた。

彼の、滝川の夢は、エースパイロット。

敵陣に突っ込み『撃破数稼いでナンボ』の職業……基、称号である。

ついこの間迄の滝川は1回の出撃に幻獣を1体、撃破出来るか、出来ないかの腕前しかなかったと記憶している。自分が居なくなってから、敵陣に突っ込むようになる事など、想像出来なかった。

それが、どうしてか。

滝川は、変わってしまった。

「しれー??」

不思議そうに滝川が声を掛けてきた。その声にゆっくりと善行は顔を上げる。

「どうか、したんですか?」

滝川は小首を傾げた。

――変わらない仕種――

それでも返事をしない善行に滝川は所在無さげに視線を漂わせる。

「ぁー……何か、変なコト、言っちゃいましたか? 俺?」

そう言いながら額のゴーグルとバンダナを触った。

――変わらない癖――

少し考え、クルリと善行の方へ向き直った。

「あ、もしかして俺が『黄金剣突撃勲章』貰ったの、嘘だと思ってんじゃ無いッスよね!?」

――良く変わる表情――

眼の前にいる滝川は、自分の良く知っている滝川で。

何一つ、変わっていないように思えた。

そう、きっと滝川は、何一つ変わっていない。

『嘘を吐いているとは思っていませんよ』

少し苦笑混じりの善行の返答に、滝川はこの日一番の笑顔を返した。

もし、何かが変わっていたとしたら――。

否『何も変わっていないから、変わらなくてはいけなくなっている』のが正しいのかも知れない。

 

終わらない戦争。

変わらない現状。

 

だから、変わらなければいけなくなる。

 

 

善行はひとつ深呼吸をすると、滝川を見た。

自分の半分位しか生きていない彼が、身体を張って頑張っている。

生き急いでいる訳じゃないのは解っているが、そういったものと隣り合わせなのも事実。

国からすれば、彼は『手駒』に過ぎない――。

善行は滝川の眼を見た。

 

『生きなさい』

 

それは、無意識に零れた言葉だった。

その言葉に滝川は、キチンと敬礼をして答えた。

『少しでも危ないと思ったら退きなさい。エースパイロットになるのも、終戦を見届けるのも、命あってのモノですから』

「はい!」

力強い返事が返ってくる。

その返事に善行は微笑んだ。

 


ハッピーか? これはハッピーなのか!?

メリバも大好きですモグモグなので、どの辺がハッピーエンドなのか、分かりませんw

あと、来滝推しだったはずなんですけど、どうしてこうなった!!

てか、スカウト二人と滝川くんがわちゃわちゃしてるのが好きですw