「!! 遊戯ッ!」 呼びとめる声が聞こえたかと思うと、遊戯の後へ回り込む様に城之内が身を潜めた。驚き、思わず表と裏の人格が入れ替わる。 「ど、どうしたんだ!? 城之内君」 「お、追われてンだよ」 誰に……と聞くまでも無く、その城之内を追っていた人物が遊戯の前に姿を現した。 「……海馬……」 「遊戯、何故貴様がココに……」...
「本気で人を好きになったコト、ある?」 いきなりかと思いながらも城之内は海馬に聞いてみる。 「ない」 海馬の返事に城之内は軽く頬を膨らませて外方を向いた。 じゃぁ、なんで俺と一緒に居るんだよ? 好きだから一緒に居てくれてるンじゃないのかよ? オマエにとって俺って一体なんなんだよ? そんな城之内の様子を見て、海馬が苦笑する。...