駄文/遊戯王

駄文/遊戯王 · 27日 10月 2001
帰り際、城之内が遊戯にもう一人の遊戯への伝言を頼んだ。頼まなくても伝わっているのだが。一言、『ありがとう』と……。 『ねぇ、城之内君と何があったのさ?』 自分の中に居るもう一つの人格に話し掛ける。最近はだいぶ慣れたので、闇遊戯に話掛けていてもブツブツと独り言が漏れる事は無くなった。 (昨日、一緒に星を見ていただけだ……)...
駄文/遊戯王 · 24日 10月 2001
『城之内君、大好きだ』 遊戯の言葉が胸に刺さる。先を越された気がした。まぁ、どっちが先なんてのはないんだろうけど。 けど、俺の方がずっと城之内を見てきてたって言えるから、ちょっと悔しかった。 今迄告白しなかったのは、俺に度胸がなかったから……? それは違う。俺は今の関係が好きだった。だから、何も言わないでいた。...
駄文/遊戯王 · 18日 10月 2001
「!! 遊戯ッ!」 呼びとめる声が聞こえたかと思うと、遊戯の後へ回り込む様に城之内が身を潜めた。驚き、思わず表と裏の人格が入れ替わる。 「ど、どうしたんだ!? 城之内君」 「お、追われてンだよ」 誰に……と聞くまでも無く、その城之内を追っていた人物が遊戯の前に姿を現した。 「……海馬……」 「遊戯、何故貴様がココに……」...
駄文/遊戯王 · 16日 10月 2001
「本気で人を好きになったコト、ある?」 いきなりかと思いながらも城之内は海馬に聞いてみる。 「ない」 海馬の返事に城之内は軽く頬を膨らませて外方を向いた。    じゃぁ、なんで俺と一緒に居るんだよ?    好きだから一緒に居てくれてるンじゃないのかよ?    オマエにとって俺って一体なんなんだよ? そんな城之内の様子を見て、海馬が苦笑する。...